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「どうしたい?」より、「何が正しい?」で生きてきた。

2026.04.13

「なんで私は中学受験するんだろう。」

振り返ると、私の人生の大きな選択は、ほとんど親が決めてきた。

中学受験もそう。

「受験する?」

そう聞かれた記憶は、あまりない。
気がつけば進学塾に通い、気がつけば受験勉強をしていた。

勉強は嫌いじゃなかった。
テストでいい点を取るのは楽しかったし、成績も悪くなかった。

でも、子どもながらにずっと思っていた。
「なんで私は中学受験するんだろう。」

今なら分かる。
親には親なりの理由があったんだと思う。
地元の公立中学校は、市内の中でも荒れているという噂の学校だった。

少しでも良い環境で学んでほしい。
大学まで見据えたら、私立の方が選択肢が広がる。
きっと、そんな思いがあったんじゃないかと思う。

そして結果的に、その選択があったから今の私がいる。
出会えた人も、経験できたことも、そのレールの先にあった。
だから、あの選択が間違っていたなんて思わない。

でも、一つだけ思うことがある。
私は、自分で人生を選ぶ経験が少なかった。

「どうしたい?」より、「何が正しい?」

大人になっても、自分の選択に自信が持てなかった。

「これで本当にいいのかな。」
「私が決めるより、詳しい人が言う方が正しいんじゃないか。」
そんなふうに思うことが多かった。

自分で決めるのが怖かった。
間違えたら、自分の責任になる。
だから、誰かが決めてくれた方が楽だった。

今振り返ると、私はずっと、
「私はどうしたい?」という問いよりも、
「何が正しいんだろう。」という問いの方が身近だったのかもしれない。

ハワイで出会った、新しい価値観

ハワイ留学も、親が勧めてくれた道だった。
でも、ハワイで出会った人たちは、日本で出会ってきた人たちとは少し違っていた。

「私はこう思う。」
「私はこれが好き。」
「私はこう生きたい。」

時には、「本当にできるの?」と思うような夢だって、みんな当たり前のように語っていた。

それでも誰も笑わない。
「いいね。」
「応援するよ。」
そんな空気がそこにはあった。

だからなのか、みんなの目は、とてもキラキラして見えた。
私はその姿を見て初めて、
“正しい人生”じゃなく、”自分が望む人生”を語ってもいいんだ。
そう思えた。

その違いに触れて初めて、
「あれ、私はどうしたいんだろう。」
そう、自分に問いかけるようになった。

もちろん、その日から何かが変わったわけじゃない。
でも振り返ると、あの頃から少しずつ、
誰かの正解ではなく、自分の気持ちを大切にしてみようと思えるようになっていた。

初めて、自分の意思で選んだこと

そして、
「私、変わったな。」
そう思えた出来事がある。

キャリアコンサルタントの資格に挑戦すると決めたことだ。

もちろん、それまでだって自分で選んできた。
でも振り返ると、その多くは誰かが勧めてくれた選択だった。

「こっちの方がいいよ。」
「将来のためになるよ。」
そんな言葉を信じて選んできた。

でも、キャリアコンサルタントだけは違った。

誰かに勧められたからじゃない。
将来のためだからでもない。
「私はこれを学びたい。これに興味がある。」
その気持ちを、自分の判断基準にして選んだ。

だから私は、あのとき初めて、自分の人生を、自分で選び始めた。

正解を探す人生から、自分で選ぶ人生へ

キャリアコンサルタントの勉強を通して、一つ腑に落ちたことがある。

自分の選択を信じる力は、小さな「自分で決める」の積み重ねで育っていく。

最初から自分の選択に自信がある人なんて、きっと少ない。
小さなことでも、自分で考え、自分で選び、その結果を受け止める。

その積み重ねが、
「私は自分で決めても大丈夫。」
という感覚を育てていく。

だから、きっと私に足りなかったのは、自信じゃなかった。
自分で選ぶ経験だったんだ。

人生は、自分でデザインしていい

親が選んでくれた道があったから、今の私がいる。
だから、その選択を否定したいわけじゃない。
むしろ、あの環境があったからこそ、今の私がある。

でも、大人になった今、思う。
人生には、どこかで自分の足で立つ瞬間がある。

大切なのは、完璧な答えを選ぶことじゃない。
「私はどうしたい?」
その問いに、自分の言葉で答えていくこと。

ライフデザインって、きっとそういうことなんだと思う。
私はこれからも、自分の気持ちに寄り添いながら、自分らしい人生を選んでいきたい。

ライフデザイン

RIRI

キャリアコンサルタント(国家資格)|ハワイ在住歴2年

人生を振り返ると、その頃には気づかなかった意味が見えてくることがあります。
私自身の物語を通して、「私らしく生きる」を考えながら、ライフステージとともに変化する自分らしさを見つめ直す。そんな時間が、あなた自身のライフデザインを描くきっかけになれば嬉しいです。